充電式カイロが欲しいけど、発火事故とか危ない気がして怖いな…。
実は充電式カイロは、日常生活で普通に使う上で危険性はありません。
モバイルバッテリーやリチウム電池のイメージで、危険性があると思えるかもしれませんが、基本的には過熱防止機能があるので安心ですよ。
ただし、安全な充電式カイロを選ぶにはいくつかの注意すべきポイントがあるんです。
そこで本回は、充電式カイロのメリット・デメリットや安全なカイロを選ぶコツを解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
充電式カイロは危険性がある?
充電式カイロを説明書どおりに使っていれば、ほとんどの場合、危険性はありません。
おそらく「モバイルバッテリー」や「充電プラグ」からの発火事故のイメージが先行して、危険性を感じているのではないでしょうか。
充電式カイロはモバイルバッテリーと同じく充電して動くものですから、誤った使い方をすれば一定のリスクは存在します。
たとえば、このような想定外のダメージが加わると、ショートを起こす場合があり危険性が増します。
- 落としたりぶつけて内部損傷
- 正規品以外のケーブルを使って過充電
- 高温多湿な環境や水没
- 独学の分解と組み立て
充電式カイロに限ったことではなく、充電式の電気製品すべてに当てはまりますよね^^;
品質にこだわりたいなら、耐熱素材や、PSE認証の有無を確認するのもおすすめですよ。
充電式カイロのデメリット
次に、充電式カイロのデメリットについて解説します。
エコで経済的なイメージのある充電式カイロですが、いくつかのデメリットがあるのも事実です。
充電がめんどくさい
充電式カイロは使う前に充電する手間がかかるので、めんどくさいと感じる場合があります。
もし充電を忘れたまま外出すると、急に電池切れを起こしたり、使いたいときに温まらなかったりするので活躍してくれません。
充電の手間が不便に感じる場合は、使い捨てカイロを選んだ方が良いでしょう。
かさばって荷物になる
充電式カイロは、使い捨てカイロより厚みも重さもあるため、持ち歩くときは荷物になります。
さらに、外出先でもカイロを充電したいなら、充電コードも持ち歩く必要があります。
荷物を増やしたくない人は、小型の充電式カイロを選んだほうが良いでしょう。
使い捨てカイロより高い
充電式カイロは使い捨てカイロより高額なので、最初に買う時の費用が高くなりがちです。
もちろん、何度でも充電して繰り返し使えるので、長い目で見ればコスパが良いですよ。
ただ、最初に買うときの費用がかかるので、つい面倒で使い捨てカイロを使ってしまうという人は一定数います。
長時間使うには不向き
充電式カイロは、一般的に2~6時間程度の持続時間の商品が多く、長時間使うには不向きです。
手が冷えていたり、極端に寒い日は温めにくかったりと、早めに充電を使い切ってしまうことも。
一日中通して使いたい場合は、モバイルバッテリーなどの補助が必要となる可能性があるので、ちょっと不便かもしれません。
充電式カイロのメリット
もちろん、充電式カイロにはメリットもたくさんあります。
充電式カイロの主なメリットを挙げてみました。
繰り返し使えてコスパ良し
充電式カイロは、1回切りの使い捨てカイロと違って、何度でも充電して使えます。
1回充電すれば約0.3~0.4円程度で使えるので、使い捨てカイロよりもかなりコスパが良いです。
通勤や通学で肌寒い時期は長いので、カイロが必要な期間って思いのほか多いんですよね。
ワンシーズン、使い捨てカイロから充電式カイロに代えるだけで、かなり節約できますよ。
見た目もかわいい
見た目のかわいい充電式カイロや、スタイリッシュなデザインもあるので、自分の好みに合わせて選べるのもメリットです。
使い捨てカイロはどれもみんな同じものを使っているので、なんだか味気ないですよね。
好きなデザインを選んで、お気に入りのカイロを持ち歩けば、毎日の気分もあがりそうです!
モバイルバッテリーとして使える
充電式カイロには、モバイルバッテリーとして使える機種もあるので、用途が多くて便利です。
他にもLEDライトや、マッサージ機能など、温める以外の機能が備わっていることがありますよ。
カイロ以外の用途でも使いたい人は、付属機能にも注目して選んでみましょう。
温度調節できる
充電式カイロは温度調節機能付きの商品が多く、好みの温度に調節して使えるのが嬉しいですね。
使い捨てカイロの場合は調節できないため、思ったより温まりすぎて、知らない間に低温やけどしてしまうリスクもあります。
多くの充電式カイロは電池を守るためにサーモスタット機能が備わっており、過熱を防いでくれるので安心感があります。
環境に優しい
充電式カイロは再利用できるので、無駄なゴミが発生しなくて環境にも優しいです。
使い捨てカイロの場合、1つ1つは小さくても、毎日使っていたら結構な不燃ゴミの量になります。
充電式カイロを使うだけでゴミを減らすことに繋がるので、なんだか少し良いことをした気分になりませんか?
待ち時間なしで温まる
充電式カイロは、電源をオンにするとすぐに温かくなります。
使い捨てカイロのように、じわじわ温まるのを待つ必要がありません。
今すぐ使いたいときや、急に外出するときなど、温まる時間を逆算しなくて済むのは地味に嬉しいポイントです。
充電式カイロの安全な選び方を伝授!
それでは、安全な充電式カイロを選ぶポイントをいくつか紹介します。
性能だけでなく、安全面も考慮して選びたいなら、以下の点に注意してみてください。
- PSEマークの認証を受けている
- 耐熱温度の高い合成樹脂素材
- 国産・日本メーカーのもの
- サーモスタット付き
PSEマーク認証があると安心
PSEマークとは、日本の電気製品の安全性を示す認証のことで、これを取得している充電式カイロなら安心して使えるでしょう。
海外の知らないメーカーの商品を買うよりは、安全性が保証されていると言えます。
PSEマークの有無は、商品の説明書きや外箱、保証書などをチェックしてみてください。
耐熱温度の高い合成樹脂素材
充電式カイロを安全に使いたければ、耐熱温度の高いABS・PP・PSなど合成樹脂で作られているものがおすすめです。
これらの合成樹脂は、どれも耐熱温度が70~100度ほどある素材です。
充電式カイロの温度設定を上回る温度までカバーしてくれますから、耐熱性に優れており、安心して使えるでしょう。
国産・日本メーカーのもの
メーカーの信頼性を重視したいなら、国産あるいは日本メーカーの充電式カイロを選ぶのもおすすめです。
たとえば知名度のあるメーカーであるほど、品質管理が行き届いている傾向にあるので、製品に対しても信頼性が高いのではないでしょうか。
しかし、パナソニックも充電式カイロを製造終了してしまいましたし、無印良品やニトリでも今は取り扱いがないので、素材や認証マークを元に判断するのがベターかもしれません。
サーモスタット機能付き
充電式カイロは、過熱を防ぐためにサーモスタット機能付きの商品が多く出回っています。
サーモスタット機能が付いていれば、温度の上がり過ぎを防いで事故のリスクを減らしてくれるでしょう。
発火や変形事故はもちろん、低温やけどのリスクも減らしてくれる優れモノです。
たとえ安くても、サーモスタットがついていない商品には注意が必要です。
安全な充電式カイロおすすめ3選
最後に、安全性をクリアしている充電式カイロのおすすめを3つ紹介します。
できるだけ事故のリスクを減らしたいなと考えているあなたは、ぜひ参考にしてみてください。
くすみカラーがかわいい【mottole】
インスタでバズリ中!カラバリ豊富でおしゃれな充電式カイロといえばmottole(モットル)です。
電源はダブルクリック式ですから、カバンの中でも誤作動を防止してくれますよ。
ABS素材なので、本体の耐熱性もばっちりです。
PSEマークの基準以下の低エネルギーで動作するため、認証は取得していないものの、代わりに独自の社内検査をクリアしており安心して使えます。
左右のポケットで使える【hagoogi】
マグネット分離タイプの充電式カイロhagoogiなら、1本ずつ左右のポケットに入れて暖をとることも可能です。
簡単に取り外しできるので、1本はモバイルバッテリーで使うなど、利便性が高いのが嬉しいポイントですね。
もちろんPSEマーク認証済みで安全性もお墨付き。
大きい分ちょっと重たいですが、たった3秒で温まり、大容量バッテリーで長時間活躍してくれる実力派です。
バッテリー残量が分かる【Unigear】
Unigearの充電式カイロは、モニターでバッテリー残量や温度が分かる優れモノです。
充電式カイロが出先で急に切れてしまうと寒くて困るので、残量が分かると助かりますよね。
もちろんPSEマークは取得済で、1年間のアフターサービスもついているため、仮に初期不良があっても安心です。
温度調節機能があり、好みの温度に設定できるので温まり過ぎるリスクがありません。
充電式カイロで寒い冬を乗り切ろう!
今回は、充電式カイロの危険性やメリット・デメリット、安全なカイロを選ぶコツを紹介しました。
充電式カイロは普通に使う分には危険性はなく、コスパが良くて使い勝手の良いアイテムです。
安全性にこだわるなら、PSEマーク認証やABSなどの耐熱素材、温度調節機能に注目して選んでみてください。
今年の冬は、充電式カイロであたたかくエコに乗り切りましょう♪