赤ちゃんの寝室にオイルヒーターってどうかな?
空気が乾燥しにくいオイルヒーターは、やけどのリスクも低く、赤ちゃんのお部屋にぴったりの暖房です。
しかし、寝室など知らない間に触れる可能性がある場所に置くなら、安全対策は必須です。
今回は、オイルヒーターが赤ちゃんのいるお部屋向きな理由や、寝室の安全対策をまとめました。
赤ちゃんの寝室づくりにお悩み中のあなたは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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オイルヒーターが赤ちゃんの部屋にぴったりな理由
オイルヒーターが赤ちゃんのお部屋にぴったりな理由は、以下のとおりです。
- 乾燥しにくい
- 動作音が静か
- やけどしにくい温度
- 部屋全体がムラなくあたたまる
- 重たくて転倒しにくい
特に、赤ちゃんの寝室にとってはメリットづくめなので、ぜひ取り入れてみてください。
乾燥しにくい
オイルヒーターが赤ちゃんのお部屋にぴったりな理由の1つめは、乾燥しにくい暖房だからです。
オイルヒーターは、部屋をあたためるときに温風を出しません。
一般的な暖房よりも乾燥しにくいほか、排気しないので部屋の空気が汚れにくいです。
赤ちゃんの繊細な肌や喉に乾燥は大敵です。
オイルヒーターなら、冬の乾燥しがちな室内環境でも湿度を保ちやすいでしょう。
動作音が静か
オイルヒーターが赤ちゃんのお部屋にぴったりな理由の2つめは、動作音が静かで眠りを妨げにくいからです。
特に新生児期の赤ちゃんは、些細な音や風の刺激で目を覚ましてしまうもの。
月齢の低い子をお世話している間は、ただでさえ睡眠時間が確保できませんから、赤ちゃんの眠りを妨げる要因は極力避けたいですよね。
その点オイルヒーターはモーターやファンの音がしないので、静かで寝室の寒さ対策には最適です。
やけどしにくい温度
オイルヒーターが赤ちゃんのお部屋にぴったりな理由の3つめは、表面温度が高くないため、やけどしにくいことです。
オイルヒーターの中には、表面温度が60℃ほどに設定できるタイプも多く、設定次第でやけどのリスクを大幅に減らすことが可能です。
誤って本体に触れてしまった場合でも、短時間ならやけどになる可能性が低いでしょう。
赤ちゃんのいるお部屋でも、安心して使える暖房と言えますね。
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部屋全体がムラなくあたたまる
オイルヒーターが赤ちゃんのお部屋にぴったりな理由の4つめは、部屋全体がムラなくあたたまることです。
オイルヒーターは、ゆっくり部屋全体をムラなくあたためるため、部屋のすみや一部分だけが寒くなることは起こりにくいです。
赤ちゃんがハイハイや伝い歩きをし始めると、部屋のあちこちに移動しますから、暖房の周りしかあたたかくないのは困ります。
その点、オイルヒーターなら加熱ムラができにくいため、安心です。
重たくて転倒しにくい
オイルヒーターが赤ちゃんのお部屋にぴったりな理由の5つめは、ヒーターが重たくて転倒しにくいからです。
オイルヒーターは本体に油が入っているため、頑丈に作られており重量があります。
少しの刺激では倒れないので、赤ちゃんが押したり触ったりしてもケガのリスクが低いです。
たとえば、軽量なセラミックヒーターなどと比べると、どっしりと安定感がありますよ。
オイルヒーター赤ちゃん家庭へのデメリットは?
一方で、赤ちゃんのいる家庭にとって、オイルヒーターならではのデメリットもあります。
- コストがかかる
- すぐあたたまらない
- 安全対策が必要
上記について、具体的に解説していきます。
コストがかかる
オイルヒーターは、高価な暖房に分類されるので、購入コストが高くつきます。
さらに、電気代が安いとは言えませんから、つけっぱなしにしておくと電気代がかさむでしょう。
購入するモデルや稼働時間、運転するモードによっても電気代は変わるので、オイルヒーターを使うと必ず負担増とは言えません。
しかし、赤ちゃんの月齢が低ければ低いほど、室内で過ごすことが多いはずなので、結果的にコストがかかる可能性が高くなります。
たとえば他の暖房家電と併用するなど、ご家庭によってベストな稼動時間を見つけることが大切です。
すぐあたたまらない
オイルヒーターは、ゆっくりと部屋をあたためる性質なので、即暖性には欠けます。
たとえば、部屋が全体的にあたたまるまで30分〜1時間近くかかる場合も。
タイマー付きのヒーターを選び、使う時間よりも早めにあたため開始する必要があるでしょう。
すぐに部屋をあたためたいなら、セラミックヒーターやケノンヒーターのほうが性能は優秀です。
安全対策が必要
オイルヒーターは、石油ストーブなどと比べればリスクの低い暖房ですが、ケガの心配が全く無いわけではありません。
たとえば、60℃でも長い間触れていたら低温やけどする可能性があります。
赤ちゃんがよく動くようになると、オイルヒーターを押して、転んでケガをするかもしれません。
特に寝室は、親が寝ている間に勝手に触っていた…となりかねないので、安全対策は必須です。
オイルヒーター赤ちゃんの寝室での安全対策
オイルヒーターを赤ちゃんの寝室に置く場合、どのように安全対策すべきか解説します。
寝室に限らず対策できる場合でも、以下の点に注意して暖房をうまく活用してみましょう。
キャスターのロックをかける
赤ちゃんの寝室の安全対策1つめは、オイルヒーターのキャスターをロックしておくことです。
オイルヒーターは基本的に重たいので、簡単に動かせるように本体下部にキャスターが付いている種類が多いです。
寝室の場合は暖房の配置を変えることも少ないですし、余計なケガのリスクは避けるに越したことはありません。
あらかじめ、ヒーター下部にあるキャスターのロックをかけておきましょう。
ガード(柵)を設置する
赤ちゃんの寝室の安全対策2つめは、ヒーター用のガード(柵)を使うことです。
オイルヒーターの周りを囲うように配置すると、赤ちゃんが直接ヒーターに触れるのを防ぎます。
オイルヒーター本体の表面温度はさほど高くありませんが、長時間触れた場合、赤ちゃんの繊細な肌ならやけどする可能性も十分あります。
特に寝室では、大人が寝ているときに事故が起きる心配もありますから、ヒーター本体に手が届かないような配置を心がけましょう。
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周囲に家具を置かない
赤ちゃんの寝室の安全対策3つめは、オイルヒーターの周囲に家具や余計な物を置かないこと。
具体的には、家具の接地面に気を付けるだけでなく、洗濯物やカーテンが直接ヒーターにかからないように配置しましょう。
オイルヒーターは、石油ストーブなどと比べれば火事が起きにくい暖房ではありますが、まったく発火のリスクがないわけではありません。
ただし、最初からタオル干しがついているようなタイプは、説明書どおりに使用すればOKです。
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転倒OFF機能付きを選ぶ
赤ちゃんの寝室の安全対策4つめは、転倒時の自動OFF機能付きオイルヒーターを選ぶことです。
万が一オイルヒーターが倒れても安全を保てるように、衝撃を感知して運転を停止する機能です。
さらに、チャイルドロック機能などもついているとより安心ですね。
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オイルヒーター以外で赤ちゃん向きの暖房は?
オイルヒーターは、赤ちゃんのいるお部屋向きの暖房ですが、部屋全体があたたまるまでに時間がかかる点がネックに感じる人も多いです。
そこで、オイルヒーターに似た暖房で、今流行っているのがケノンヒーター。
ケノンヒーターはパネルヒーターの一種で、空気が乾燥しにくく、かつ即暖性の高い暖房です。
お値段や電気代はオイルヒーターと同様に高めではありますが、ケノンヒーターは室内がすぐにあたたまるのが最大の特徴。
タイマーであたためられる寝室はオイルヒーターも良いですが、帰宅後すぐに暖をとりたいリビングなどは、ケノンヒーターが便利です。
オイルヒーターは赤ちゃんや家族にやさしい暖房
オイルヒーターが赤ちゃんのいるお部屋にぴったりの理由や、寝室の安全対策を紹介しました。
- オイルヒーターはやけどのリスクが低く、空気が乾燥しにくいので、赤ちゃんのいるお部屋にぴったり
- オイルヒーターは室内があたたまるまでに時間がかかり、費用も高くなりがちなのがデメリット
- 赤ちゃんの寝室用にオイルヒーターを使うなら、ヒーター用の柵を設置し、転倒時の自動OFF機能つきの機種を選ぶ
- 乾燥しにくくて、すぐにあたたまる暖房が欲しいならケノンヒーターも便利
デリケートな赤ちゃんにとって、寝室の環境を整えることは大切です。
乾燥しがちな冬の場合は、適切な湿度や温度に管理することが非常に重要です。
この記事を参考に、本格的な冬に備えて寝室の寒さ対策をしてみてくださいね。