食べきれないパン、とりあえず冷凍したけど…いつまで食べられるんだろう?
パンを冷凍保存した場合、だいたい1ヶ月が賞味期限としての目安になります。
ただし、正しい方法で冷凍しないとカビや冷凍焼けが起きるリスクも…。
そこで今回は、冷凍したパンの賞味期限がいつまでか、冷凍パンのカビや劣化を防ぐコツを解説します。
美味しいパンを無駄にせず、長く保存したいと考えるあなたは、ぜひ参考にしてみてください!
ちなみに、おいしい冷凍パンの詰め合わせならrebake(リベイク)がおすすめです。
パンの冷凍はいつまで賞味期限OK?
パンを冷凍したときの賞味期限は2週間~1ヶ月程度が目安です。
大まかな目安として約1ヶ月ですが、実際の賞味期限がいつまでかは、さまざまな要因に影響されます。
約1ヶ月は美味しいまま賞味期限もOK
一般的に、パンを冷凍保存すると、賞味期限は大体1ヶ月ほどと考えられます。
これくらいの期間なら、食感や風味も損なわず、美味しいままの状態を保てるでしょう。
もちろん、早めに食べた方が劣化が少ないため、より美味しく食べられますよ。
ただし冷凍パンの賞味期限や味は、保存状態やパンの種類によっても左右されるので、以下のポイントに注意が必要です。
保存状態によっては早く劣化する
パンを冷凍するときの保存状態によっては、想定より早く劣化する可能性があります。
たとえば、購入後に時間が経ってから冷凍すると、すでにパンが乾燥してしまっているかも。
冷凍庫の入口に近ければ、扉の開閉によっても温度変化が起こるので、劣化しやすくなります。
パンを小分けしていない・密閉していない場合は、空気に触れると水分が抜けてしまいます。
パンを冷凍するときは、保存状態にも気を配る必要があるのです。
パンの種類にも影響される
パンの種類によっては、冷凍したパンが解凍後にまずくなる場合があります。
たとえば、じゃがいもや水分が多めのトマトやフルーツの入ったものは、解凍後に食感がかなり変わってしまいます。
一応は食べられますがおいしくないので、冷凍する前にパンの種類にも注意しておきましょう。
冷凍できるパンと、できないパンの違いについてはこの記事にまとめています^^
パンを冷凍したあと劣化する原因は?
パンを冷凍した後に劣化する原因としては、主にカビ、冷凍焼け、霜の3つが挙げられます。
カビ
パンを冷凍保存する前に、カビや細菌がついてしまった場合には劣化の原因となります。
パンを買ってすぐ冷凍しなかった場合、保存前にカビの胞子がついているかもしれませんよね。
冷凍庫はマイナス18℃以下と設定されているため、理論上、カビなどの繁殖は抑えられるはず。
しかし、家庭用の冷蔵庫は頻繁に扉を開け閉めしますし、中身も入れ替えますから、温度変化が発生しやすいんです…。
カビを防ぐには、パンは購入後はやめに冷凍する、なるべく素手で触らないことが大切です。
冷凍焼け
パンを冷凍保存したあとに、冷凍焼けを起こした場合は食感や風味が劣化します。
冷凍したパンがしっかり密封されていないと、乾燥したり、酸化したりして冷凍焼けになります。
冷凍焼けを起こしたパンはスカスカになり、元通りの味わいを取り戻すことはできません…。
パンを密封して空気との接触を避け、温度変化が起こらないように保存してくださいね。
また、長期保存も冷凍焼けのリスクを高めます。冷凍したら早めに食べるよう心がけましょう!
霜や氷まみれ
冷凍中にパンの水分が抜けて凍ると、霜や氷まみれになり、解凍しても美味しくありません。
パンを温かいまま冷凍したり、冷凍庫の開け閉めによって温度変化があった場合には結露し、それが凍って霜まみれになる場合もあります。
霜や氷がついてしまうと、解凍したときにベチャベチャになってまずくなります…。
できるだけラップなどで密封して結露を防ぎ、霜の付く前に食べるようにしましょう。
また、庫内の置き場所も重要で、開け閉めの影響が少ない場所に配置するのもおすすめです。
パンを冷凍するときの注意点
それでは、パンを美味しく冷凍保存するための注意点を紹介します!
パンを冷凍保存するときは、以下のポイントを守ることで、劣化を最小限に抑えることができますよ。
パンは冷ましてから包む
パンをあたたかいまま保存すると、結露の原因となり、霜が付きやすくなります。
特にご家庭で焼いたパンなどは、必ず冷ましてから冷凍保存するようにしましょう。
小分けにして保存する
パンを冷凍するときは小分けにして、ラップでぴっちり隙間のないように包みましょう。
さらに、ジップ袋などに入れて、二重に包んで保存すれば、霜や冷凍焼けを防いでくれます。
ジップロックなどに入れておけば、パンへのニオイ移りを防ぐこともできるので一石二鳥です。
急速冷凍する
パンを冷凍するときは、できるだけ急速冷凍すると風味が落ちにくくなります。
ご自宅の冷凍庫に急冷機能があれば、活用するのも良いですね。
アルミやステンレストレーがあれば、そこにパンを置いて冷凍すると、少し早く保存できます。
扉の開け閉めが少ない場所に置く
冷凍パンは、できるだけ扉の開け閉めが少ない場所に置くのがおすすめです。
扉の開け閉めが多い場所に冷凍パンを置くと、温度変化の影響を受けやすくなってしまいます。
結露や劣化のリスクをおさえるには、できるだけ冷凍庫内でも配置を工夫してみてください!
冷凍パンを解凍するときのコツ
冷凍したパンを食べるときは、自然解凍してから、トースターで軽く温めるのがおすすめです!
上手に保存できていれば、まるで焼き立てパンのような美味しさが復活します。
電子レンジが最もお手軽なのですが、加熱しすぎると水分が抜けやすいので要注意。
また、電子レンジでは外側がパリッと仕上がりにくいので、美味しさを求めるなら自然解凍からのトースターが最強ですよ^^
ちなみに、冷凍パンを焼くときにはトーストスチーマーがあると便利です。
パンから抜けた水分を補いつつ蒸し焼きできるので、ワンランク上のおいしさが味わえます♪
冷凍パンに関するよくある質問
最後に、パンの冷凍に関するよくある疑問にお答えします。
ジップロック以外の包み方はダメ?
パンを冷凍保存する際、密封袋がなくても、アルミホイルやラップで2重に包めばOKです。
重要なのはしっかりと密封できることですから、ぜひ意識してみてください。
ただしフリーザーバッグはニオイ移りを防ぐ効果が高いので、風味を保ちたいならジップロックを併用するのが一番おすすめです。
冷凍と冷蔵どっちがおすすめ?
余ったパンを保存する場合、翌日以内に食べきれるなら冷蔵保存でも大丈夫です。
ただし、早めに食べきれる自信がないなら、冷凍してしまった方が無難でしょう。
早めに保存すれば美味しさをキープできるので、迷ったら冷凍保存するのがおすすめです!
冷凍パンでおいしさを長持ちさせよう
今回は、パンを冷凍すると賞味期限はいつまでか、カビや冷凍焼けを防ぐコツを紹介しました。
- 冷凍したパンの賞味期限は1ヵ月程度が目安だが、保存状態やパンの種類にも影響される
- 冷凍したパンが劣化する主な原因は、カビや冷凍焼け、霜や氷など
- パンを冷凍するときは、完全に冷ましてから小分けにして急速冷凍し、扉の開け閉めが少ない場所に置く
- 冷凍したパンは、自然解凍してからトースターで温めると美味しく解凍できる
パンを冷凍すれば、賞味期限を延ばしつつ、美味しい状態のまま長期保存できますね。
冷凍パンの賞味期限がいつまでかは、保存状態や冷凍方法によっても変わってくるので、正しい方法で小分け保存してみてください。
冷凍するときの注意点や解凍のコツを参考に、いつでも気軽に美味しいパンを味わってください♪